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コスパで選ぶパルワールドサーバー


パルワールドはサーバーに対する要件が高く、要件を満たすサーバーを借りようとすると意外とコストがかかってしまいます。今回の記事ではパルワールドに使えるサーバーのコスパを比較します。

パルワールドサーバーの要件

まず、パルワールドサーバーの要件を確認します。探しても公式のデータが見つからなかったため、PC Watchさんの記事より引用します。

公式の説明では、4コアのCPUと16GBのメモリ(安定稼働のためには32GB以上を推奨、8GBでも動きはするものの、メモリ不足によるサーバークラッシュの可能性が高まる)が必要とされているため、古いPCの再利用などは厳しいかもしれない。

4コア16GBということで同スペックのPCを探すと、ノートPCで64,800円、ミニPCで39,800円でした。サーバー用途であればWindows OSはいらないので、30,000円くらいで自作できるかもしれません。

パルワールドサーバー実行時の負荷

2コア、16GBのサーバーを用いて、3人でマルチプレイをしたときのCPU使用率とメモリ使用率を実測しました。レベル25~30くらいです。サーバーは起動してから3時間経過しています。

パルワールドサーバー起動時のCPU使用率とメモリ使用率のスクリーンショット。CPU使用率は高い時に90%後半、メモリ使用率は10GBになっている。

赤い線がCPU使用率です。紫の線がメモリ使用率です。CPUは90%以上に到達することもありますが、おおむね60%くらいに落ち着いています。メモリ使用量はサーバー立ち上げ時には3GB程度でしたが、最終的に10GB程度になりました。特に、誰か一人でもダンジョンに入ったときにメモリ使用量が急激に上がります。およそ1GB程度増えていました。

CPUは1コアと2コアで試しましたが、1コアだと少しラグを体感する程度でした。2コアにすればそれなりに快適でした。

CPUのコア数は2コアでも問題なさそうでした。CPUに負荷がかかっても少しラグが発生するだけだと思います。一方で、メモリは16GBないと足りないし足りないとサーバーが落ちるため最重要と考えました。今回は3人で接続しましたが、もっと大人数が接続する場合は別の問題があるかもしれません。

サーバーのコスパ調査

実測結果を踏まえ、2コア以上16GB以上を目安に、レンタルサーバーとAWSのインスタンス料金でコスパの調査をしました。

レンタルサーバー料金比較

レンタルサーバーは長期間契約すると安くなるのですが、ここでは割引なしの価格を比較します。以下のリストはPRリンク・案件無しです。

名前coreメモリ[GB]1時間あたり1か月あたり
AWS (r6i large)216¥22.52¥16,217
ConoHa816¥21.85¥15,730
Xserver816¥13.54¥9,750
さくら816¥19.86¥14,300
kagoya416¥15.28¥11,000
NITRADO(8slot)(8slot)¥2.30¥1,658
NITRADO(16slot)(16slot)¥3.73¥2,687

こちらの表を見るとNITRADOが圧倒的に安いことがわかります。しかし、NITRADOはサーバースペックが明記されておらず、プランによって同時接続できる人数が変わるという料金体系のようです。

スペックが明記されているサーバーだとXserverが頭一つ抜けており、1万円を切っています。次いでコア数が少ないですが、kagoyaも安いです。

AWSのインスタンス料金比較

AWSインスタンス同士の比較をします。

nametypecoreメモリ[GB]1時間あたり1か月あたり
t3medium24¥8.06¥5,804
t3large28¥16.12¥11,608
t3xlarge416¥32.25¥23,216
t32xlarge832¥58.04¥41,792
r6ilarge216¥22.52¥16,217
r6ixlarge432¥45.05¥32,435
r6glarge216¥18.02¥12,974
r6gxlarge432¥36.04¥25,948

スペック的にはr6i.largeがパルワールドサーバーの用途にフィットしていると思います。

まとめ

圧倒的にコスパが高いのはNITRADOという結果になりました。NITRADOはあまりよくない評判も目にしますが、安いのでとりあえず試してみるのはありかもしれません。

私はAWSのr6i.largeインスタンスを使っています。コスパは高くないですが、理由は以下の通りです。

  • 24時間365日起動する必要はないため、定時起動・開始がしたい。
    • 1日3時間程度しか遊べない。
    • ほかのサービスでもできるが、AWSが慣れている。
  • スペックが足りなければすぐにアップグレードできる。
    • 重いと感じたら一時的にコア数やメモリを増やすことができる。

月100時間遊ぶ場合はNITRADOの16slotと同じくらいの値段になります。NITRADOと違い、ラグが起きる場合やサーバーが落ちた場合の対処を自分でできるところが利点と思います。